米IBMは8月1日(米国時間)、米AMDの最新デュアルコア「Opteron」プロセッサを搭載するx86サーバー5機種を発表した。高性能と低消費電力を特徴とする“エネルギースマート”なビジネスコンピュータとしている。8月半ばのAMDの発表に合わせて出荷時期や価格を追加発表する。
ラックマウント3機種とブレード2機種で、いずれも次期Opteronの「Rev. F」バージョンを採用。消費電力管理の「Cool Blue」、メモリ高速化技術「IBM Xcelerated Memory Technology」などを搭載する。
Cool Blueはソフトウェアとハードウェアを組み合わせた電源管理・冷却技術で、サーバーの熱放出量や消費電力量の測定も可能。Xcelerated Memory Technologyは、メモリアクセスのボトルネックを解消して最大15%高速化するという。
また、ブレードサーバーには2ソケットブレードを追加できる業界初の「スナップイン」機構を導入し、ニーズに合わせてシステムの拡張が可能。
ラックマウント型の「System x3755」は学術・研究用途向けの高性能サーバー、「System x3655」はデータウェアハウスやERPなど大規模な業務アプリケーション、IPTVやビデオオンデマンドなどに適したサーバー、「System x3455」はLinuxクラスタ、データベースなどの科学・テクノロジー・コンピューティング向け。
ブレードサーバーの「BladeCenter LS41」は最大4ウェイに拡張可能で、業務アプリケーション、HPCクラスタなどに向いたブレードサーバー。「BladeCenter LS21」は2Way構成。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
プレスリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/20045.wss
( Infostand )
2006/08/02 09:00
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