米Borland Software(以下、Borland)のデベロッパーツールズグループは8月8日(米国時間)、Windows/.NETアプリケーションの開発環境「Borland Developer Studio」の新版を、かつての「Turbo」ブランドで提供することを明らかにした。新版は言語ごとに分割された単一言語版として、第3四半期中に提供を開始する予定。
提供を予定しているのは、「Turbo Delphi for Win32」、「Turbo Delphi for .NET」、「Turbo C++」、「Turbo C#」の4カテゴリで、それぞれに無償ダウンロード版と有償版を用意する。このうち無償版の「Turbo Explorer」は、プログラマが単一の言語/プラットフォーム環境で学習・開発ができる、カスタマイズ/拡張機能を持たないソリューションとして提供される。
一方有償版の「Turbo Professional」は、200以上のドラッグアンドドロップ可能なコンポーネントを搭載。さらに、独自のカスタムコンポーネントやプラグインツール、サードパーティ製コンポーネントなどをインストールして、開発環境を拡張できるとのこと。
Turbo Professionalの価格は、各製品とも500ドル未満を予定しており、学生向けは特に安価に100ドル未満で提供する見込み。
Borlandのデベロッパーリレーションズ担当副社長兼チーフエヴァンジェリスト、デビッド・インターシモーネ氏は「Turbo製品は、アプリケーション開発を効率化するユーザーフレンドリーな環境を提供しており、簡単かつ高機能なソフトウェア開発を可能にするもの。当グループは新しく独立した事業体となるべく準備を始めるとともに、個人の開発者や開発者グループの皆様に、ツールおよびテクノロジーの創造と革新を約束する」とコメントしている。
■ URL
米Borland
http://www.borland.com/us/
( 石井 一志 )
2006/08/09 16:15
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