米Hewlett-Packard(HP)はこのほど、米IDCの調査結果を引用して、分散環境向け管理ソフトの2つの分野で2005年の世界シェア1位になったと発表した。分散パフォーマンス・可用性管理ソフトと分散システム管理ソフトの2つで、それぞれ4年連続、3年連続のトップとなる。
UNIX、Linux、Windowsなどの分散環境向け管理ソフトを対象とした調査で、HPは同分野に、「OpenView Transaction Analyzer」「OpenView Internet Services」「OpenView Business Process Insight」「OpenView Operations for Windows」などの製品を持っている。
分散パフォーマンス・可用性管理ソフト市場のシェアは21.3%で、2位と3位の合計も上回るという。市場全体の平均成長率7.9%だったのに対し、HPは9.5%を記録。また、分散システム管理ソフト市場のシェアは14.5%だった。
HPはこの分野で、Tivoliブランドを持つ米IBMなどと競合している。7月にはシステムモニタリング・最適化ソフト大手の米Mercury Interactiveの買収を発表しており、管理ソフト分野をさらに強化するものとみられる。
■ URL
米Hewlett-Packard
http://www.hp.com/
プレスリリース(英文)
http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/2006/060817a.html
( Infostand )
2006/08/22 08:55
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