米IBMは8月23日(米国時間)、セキュリティサービス大手の米Internet Security Systems(ISS)を約13億ドルで買収すると発表した。買収は現金で支払い、ISSの株主、当局の承認をへて、今年第4四半期の完了を見込む。
ISSはセキュリティサービスを主な事業とし、世界の複数箇所に設置したセキュリティセンターでインターネット上のセキュリティを監視、プロアクティブに対応できるセキュリティサービス「X-Force」などを提供している。銀行、政府など、世界に11,000以上の顧客を持つ。
IBMはISS買収によって、管理サービス事業のセキュリティ分野を強化する。買収後、ISSはIBMのGlobal Technology Services部門のインフラ管理サービス事業部の下に置かれ、TivoliのITサービス管理製品にもISSのソフトウェアを組み込む。顧客には、包括的で予防的なセキュリティ対策を提供できるという。
IBMはこのところ、ソフトウェアとサービス分野の強化で積極的に企業買収を行っており、今月に入って、FileNet、MRO Software、Webify Solutionsを次々に買収している。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
米Internet Security Systems
http://www.iss.net/
プレスリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/20164.wss
( Infostand )
2006/08/24 08:35
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