米IDCが8月23日(米国時間)発表した世界サーバー市場調査結果によると、2006年第2四半期の総売上高(工場出荷額)は前年同期比0.6%増の122億8700万ドル。台数ベースでは同8.3%増で8四半期連続の成長を記録した。シェアは、米Sun Microsystemsが米Dellを抑えて3位に返り咲いた。
【お詫びと訂正】初出時、出荷金額を8四半期連続成長と記載しましたが、出荷台数の誤りでした。お詫びして訂正します。
セグメント別にみると、エントリーのボリュームサーバーが前年同期比6.2%増と伸びたが、ミッドレンジ、ハイエンドはそれぞれ同3.5%減、同6.9%減のマイナス成長となった。マルチコアプロセッサのトレンドを受け、特に、1ソケットサーバーが好調だったという。
OS別では、Linuxが同6.1%増の15億ドルで、全体の12%を占める。Linuxは15四半期連続の2ケタ成長を記録していたが、今期は久々に1ケタ成長にとどまった。UNIXは同1.6%減の43億ドルで比率は35%。Windowsは同3.1%増の42億ドルで34.2%となり、UNIXに迫っっている。
ベンダー別シェアは、31.0%を確保した米IBMが首位、27.8%の米Hewlett-Packardが2位の定位置だったが、Sunが12.9%を獲得してDell(シェア10.3%)を抜き3、4位を逆転した。5位は富士通/Fujitsu-Siemens(同4.5%)。
Sunは他の3社が軒並み売り上げを落とすなかで、15.5%増という高成長率を記録した。「Solaris 10」を搭載したUNIXサーバーの好調を受けたものという。
一方、米Gartnerが同時に発表した調査結果でもSunの成長率は同13.7%増となり、SolarisサーバーのシェアはUNIXサーバーの56.9%に達したという。
■ URL
米IDC
http://www.idc.com/
IDCのプレスリリース(英文)
http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS20323506
Sunのプレスリリース(英文)
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2006-08/sunflash.20060823.2.xml
( Infostand )
2006/08/25 08:47
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