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米IBMがEclipse戦略を強化、他社製Eclipseツールにも技術支援


 米IBMは9月7日(米国時間)、オープンソースの開発フレームワークEclipse向けにツールやサポート、教育プログラムを提供する計画を発表した。Eclipse Foundationが米マサチューセッツ州で開催中のユーザーカンファレンス「EclipseWorld」で明らかにした。

 ツールでは、Eclipseベースの統合開発環境「Eclipse Callisto」向けの包括的な機能セットを提供する。「IBM Lotus Designer」「IBM WebSphere Portal 6.0」などを含み、アプリケーションの設計、開発、テストが容易にできるという。9月中に、同社の開発者向けWebサイトDeveloperWorksで無料のベータ版がダウンロード可能となる予定だ。

 また、10月中旬には、「IBM Rational Software Architect」「IBM Rational Functional Tester v7」をベータテスター向けに公開する。

 サポートでは、「IBM Rational Elite Support for Eclipse」プログラムを発表した。自社のRational以外も対象で、Eclipseが提供するツールと、ベンダーが提供するEclipseベースのツールを含むすべてのEclipseツールに技術支援を提供する。開始は第4四半期。

 教育プログラムでは、Eclipseの最新版「Eclipse V3.2」を学習できる教育・トレーニングツール「Building Cheat Sheets in Eclipse V3.2」をDeveloperWorksで提供する。

 Eclipseは、もともとIBMが自社開発してきた開発フレームワークプロジェクトで、2001年にオープンソース化した。米IDCによると、ユーザーは現在約230万人という。



URL
  米IBM
  http://www.ibm.com/
  DeveloperWorks
  http://www.ibm.com/developerworks/
  プレスリリース(英文)
  http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/20212.wss


( Infostand )
2006/09/08 08:59

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