米Red Hatは9月7日(米国時間)、エンタープライズ向け主力サーバーOS次期バージョンのベータ版「Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 5 Beta 1」をリリースした。同社の開発者コミュニティRed Hat Network(RHN)の登録者はWebサイトからダウンロードできる。当初の予定より約2カ月遅れのリリースで、正式版について明らかにしていない。
仮想化技術「Xen」を含んだ初めてのリリースとなる。i386、AMDのAMD64とIntelのIntel 64の両64ビットプロセッサ(x86_64)、テクノロジープレビュー版IA64の上でXenを動作させることができる。Xenはオープンソースのサーバー仮想化技術で、同社のライバルである米Novellも採用している。
その他の特徴として、ネットワークストレージでのAutofsとiSCSIのサポート、起動でのDiskdump/Netdumpに代わるKexec/Kdumpの利用、セキュリティ機能SELinuxなどがある。ハードウェアは、i386/i686、x86_64、IA64、米IBMのPPC64とs390xなどをサポートする。
Red HatはRHEL 5から、クライアント版とサーバー版が異なるISOファイルで提供される。RHEL 5 Clientは、デスクトップ、ワークステーション、バーチャリゼーションの3種類の機能を、RHEL 5 Serverは、クラスタ、クラスタストレージ、バーチャリゼーションの3種類の機能を持つ。
■ URL
米Red Hat
http://www.redhat.com/
プレスリリース(英文)
https://www.redhat.com/archives/rhelv5-announce/2006-September/msg00000.html
RHEL 5 Bata 1ダウンロード
https://rhn.redhat.com/rhn/ReLogin.do?url_bounce=/network/software/download_isos_full.pxt
( Infostand )
2006/09/11 08:54
|