米Hewlett-Packard(HP)は9月12日(米国時間)、Patricia Dunn会長が来年1月に会長職を辞任すると発表した。後任は、CEO兼社長のMark Hurd氏が務める。同社の機密情報漏えいの調査で使われた手法に違法の疑いが発覚、責任を取る。
Dunn氏は2007年1月18日までで会長を辞任、その後は取締役としてとどまる。Mark Hurd氏は会長職を兼務する。
HPは取締役会の情報が外部に漏洩していたことを受けて社内調査を行っていたが、これを委託した民間調査会社が、報道機関などの通話記録を不正に入手していた疑いが発覚。司法当局も調査に乗り出している。同社は10日から断続的に取締役会を開き、対応を協議していた。
Dunn会長は、不正な情報入手について認め、「残念ながら、外部機関によって行われた調査に不適切な手法が含まれていた。これは私は関知していなかったことだが、彼らを使ったことを謝罪する」とコメントしている。
■ URL
米Hewlett-Packard
http://www.hp.com/
プレスリリース(英文)
http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/2006/060912a.html
( Infostand )
2006/09/13 08:49
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