米IBMは9月20日(米国時間)、ブレード移行サービス「Blade Migration Center」を発表した。自社のブレードプラットフォームへの移行を促進するもので、300人以上の技術者とコンサルタントでチームを組む。ブレード市場でのリードを確保する狙いだ。
Blade Migration Centerは、IBMのブレードプラットフォーム「IBM BladeCenter」への移行のほか、同プラットフォームでのサーバー統合、仮想化を支援するプログラム。既存システムの評価、必要な仕様の定義、ソリューション・アーキテクチャ・ロードマップ設計、プランニング、実装やシステム統合支援、トレーニングなどのサービスを提供。プロセスを簡素かつ高速にするという。
同サービスでは、IBMのサーバー仮想化ツール「IBM Consolidation Discovery and Analysis Tool(CDAT)」を利用する。また、米Cisco Systemsなど技術パートナーも参加する。
サービスは有償のメニューと無償のメニューがある。ブレード分野で競合している米Hewlett-Packardの顧客には、最大1000ドルの支援金を提供する。
IBMによると、2002年の提供開始から、これまでに50万台以上のブレードサーバーを出荷したという。米Gartnerが発表した2006年第2四半期のブレード市場調査では、IBMはシェア42.8%のトップとなっている。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
プレスリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/20294.wss
( Infostand )
2006/09/21 08:49
|