米Oracleは9月25日(米国時間)、通信事業者やISP向けの仮想PBX構築製品「Oracle Virtual PBX」をリリースした。同社の通信業界向けプラットフォーム「Oracle Service Delivery Platform(Oracle SDP)」のコアとなるスイート製品で、同日提供を開始した。
通信業界の次のトレンドといわれるNGN(次世代ネットワーク)に向けた製品で、小規模事業所からエンタープライズクラスのニーズに対応し、すぐに使えるのが特徴。標準技術をベースとしたサービスを開発できるという。
「Oracle Fusion Middleware」と「Oracle Carrier Grade Framework」の中核機能をベースとして、キャリア級の信頼性、リアルタイム性能、複数のネットワークで利用できるアプリケーションポータビリティを実現する。またSOAに対応し、J2EEなどのWeb技術を用いているため、管理者には容易に設定・管理できるという。
SIP(Session Initiation Protocol)、SIP Servlet、Parlay/Parlay Xなどの各種通信標準をサポート。また、現在のネットワーク、IMS(IP Multimedia Subsystem)をベースとした将来のネットワークもサポートする。価格はユーザー数による。
Oracleは今年4月、Oracle SDPのロードマップを公表し、あわせてノルウェーの通信ソフト企業Net4Callを買収したことも発表した。
■ URL
米Oracle
http://www.oracle.com/
プレスリリース(英文)
http://www.oracle.com/corporate/press/2006_sep/oracle_vpbx_0.html
( Infostand )
2006/09/26 08:55
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