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米Microsoft、Windows Vistaを修正-欧州と韓国でも予定通りリリース
米Microsoftは10月13日(米国時間)、次期OS「Windows Vista」について、独禁法違反で調査中の欧州と韓国の当局の指導に従って、検索、ファイルフォーマット、セキュリティなどの各分野で修正を行うと発表した。リリースは予定通り、ボリュームライセンスユーザー向けが11月、消費者向けが来年1月の予定。
検索分野では、すべての検索サービスから選択できるようにすることで、「Windows XP」と「Internet Explorer 6/7」からアップグレードする際に自社検索サービスが優先されないようにする。
ファイルフォーマットでは、XMLベースの自社技術「XML Paper Specification(XPS)」のライセンス条項を変更し、ロイヤルティフリーで利用できるようする。また、当局の要求に応えてXPSを標準化団体に提出する。
セキュリティでは、管理コンソール「Windows Security Center」が競合製品を利用すると警告を送る機能を停止するための新たにAPIを提供する。これにより、ユーザーは管理コンソールを選択できる。また、カーネルへのアクセスをブロックする「PatchGuard」(64ビット版のみ)については、新しいAPIを作成し、ブロック機能はそのままに、セキュリティベンダーがアクセスできるようにするという。
同社によると、修正は当局との“建設的な対話”の結果で、これによって要求を満たすことができると確信しているという。
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URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
プレスリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/Oct06/10-13VistaReleasePR.mspx
会見採録(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/exec/bradsmith/10-13-06VistaRelease.mspx
( Infostand )
2006/10/16 09:04
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