米Sun Microsystemsは10月17日(米国時間)、Solaris OSをベースに、サーバーなどの製品で仮想化技術のサポートを強化する戦略を発表した。サポートサービスも提供する。コモディティ技術の活用、Sun独自の製品・技術の提供、サービス―の3つを柱とする。
新戦略に基づく製品・サービスとして、Solaris 10でのオープンソースの仮想化技術「Xen」のサポートや、仮想化技術「LDoms」(Logical Domains)などをあげている。
Xenのサポートは2007年の予定。Solaris 10ベースの仮想マシンで、Solaris、Windows、LinuxをゲストOSとして動かすことができる。サーバー、データセンターの設置スペース節約が可能になる。
仮想化技術「LDoms」は、Solarisコンテナ内で複数のOSを同時に動かすことができるもので、1CPU上で32までのOSを実行できるという。「Sun Fire T1000」および「Sun Fire T2000」で利用できる。
このほか、VMwareのサポートを拡大し、「Sun Fire X4600」およびブレードサーバーでVMwareの仮想化技術「VMware ESX 3.0.1」をサポートする。さらに、顧客サポート関連では、コンサルティング、教育、技術サポートを提供、仮想化技術の設計、実装、管理とライフサイクル全体を支援する。また、顧客向けのワークショップも展開する。
■ URL
米Sun Microsystems
http://www.sun.com/
プレスリリース(英文)
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2006-10/sunflash.20061017.1.xml
( Infostand )
2006/10/18 08:49
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