米Sendmailは10月25日(米国時間)、電子メールコンテンツセキュリティのためのプラットフォーム「Trusted Unified Messaging Platform(TrUMP)」を発表、電子メールセキュリティ分野にサービスを拡大した。
TrUMPは、内部および外部の脅威に対応するプラットフォーム。SMTP、HTTP、IMなどの複数のメッセージングプロトコルをサポートし、通常の電子メールだけでなく、Webメール、IM、Webへの書き込みなどのセキュリティ対策も可能とする。
具体的な機能は、スパムやウイルスなどマルウェアからの防御、電子メールの送り手・受け手のドメイン認証など。また、レポート機能を持つダッシュボードを統合して、電子メールポリシーに応じて中央で管理することも可能だ。これを利用してデータを暗号化し、SOX法などの各種規制も順守できるという。
TrUMPは、同社の創設者兼CSOのEric Allman氏がSMTP実装に取り組み、1981年に最初のインターネットメールを送って25周年を迎えるのに合わせて発表した新戦略の一環。新戦略ではフォーカスを広げて、エンドツーエンドのソリューションを提供していくという。
Sendmailは同日、メールフィルタリングAPIの最新版「Milter v2 SDK」も公開している。同社によると、Milterを利用したサードパーティアプリケーションは50種類以上を数えるという。
■ URL
米Sendmail
http://www.sendmail.com/
プレスリリース(英文)
http://www.sendmail.com/pdfs/pressreleases/Sendmail%20Roadmap%20Release_10.25.06_FINAL.pdf
( Infostand )
2006/10/26 08:50
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