米Adobe Syetemsは10月25日(米国時間)、Flexアプリケーション開発・実行環境についてMacおよびLinuxのサポートを拡大し、Mac版の「Adobe Flex Builder 2」やLinux版の「Flash Player 9」の提供を開始した。また、Flex開発者コミュニティサービスを開始した。米ラスベガスで開いた開発者向けカンファレンス「MAX 2006」で発表した。
Adobe Flex Builder 2は、Flashを用いたリッチインターネットアプリケーションのための開発・実行環境で、今年6月に提供を開始。EclipseベースのIDEを採用、UI、データ、セキュリティなどのコンポーネントが用意されており、開発者は迅速にアプリケーションを開発できるという。ソフトウェア開発キットの「Flex 2 SDK」「Flex Data Services 2 Express」を無償で利用できる。
今回これをMacに対応させ、「Adobe Flex Builder 2 for the Mac」と「Flex Builder 2 Eclipse Plug-in for the Mac」のプレリリース版のダウンロードサービスを開始した。
また、Linuxでは、「Flash Player 9 for Linux」のベータ版を提供、FlexアプリケーションをLinuxデスクトップでも利用できるようにした。今後強化を進め、来年1月リリース予定のFlex 2 SDKの最新版では、Flexソフトウェアの開発、デバッグ、実装の全作業をLinux上でできるようにするという。