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米Microsoft、「Office Live」を15日から正式提供-日本語ベータ版も開始


 米Microsoftは10月31日(米国時間)、企業向けオンラインサービス「Microsoft Office Live」を11月15日に正式に開始すると発表した。自前のITスタッフを持たないSMBをターゲットとしたもので、無料、有料と内容の異なる3種類で展開する。また同時に、日本と英独仏で無料ベータ版の提供をスタートする。

 Office Liveは、「Windows SharePoint Services 3.0」をベースとした業務ツールセットで、電子メールやドメイン、Webホスティングなどのサービスを利用できる。今年2月に米国で無料ベータ版の提供を開始し、16万社以上がテスターとして参加したという。

 正式版では、新たに広告管理ツール「Microsoft Office Live adManager Beta」や情報管理ツール「Microsoft Office Live Business Contact Manager」などが加わった。Office Live adManagerは、検索キーワード広告プラットフォーム「Microsoft adCenter」と連動する管理ツールで、キーワードの購入を容易にして、広告予算を最適化できるという。Office Live Business Contact Managerは、アカウント、コンタクトなど顧客やビジネスに関する情報を管理するツール。

 また、自社ドメイン名を利用するユーザー間で「Windows Live Messenger」を使って、テキスト、音声、Windows Mobile携帯電話などによるチャットが可能になった。このほか、Webサイト設計ツール・テンプレートを強化し、XML、Ajax、非同期JavaScriptなどの技術を追加、ストレージ容量も増やした。

 サービス内容に応じて「Basics」(オンラインストレージ500MB、アカウント25件)、「Essentials」(オンラインストレージ1GB、アカウント50件)、「Premium」(オンラインストレージ2GB、アカウント50件)の3種類があり、利用料金は、Basicsが無料、Essentialsは月額19.95ドル、Premiumは月額39.95ドルとなっている。



URL
  米Microsoft
  http://www.microsoft.com/
  Microsoft Office Live
  http://officelive.microsoft.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/oct06/10-312007OfficeLivePR.mspx


( Infostand )
2006/11/02 08:59

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