米Microsoftは11月6日(米国時間)、次期Office「2007 Microsoft Office System」(開発コード名「Office“12”」)の開発作業を終了し、製造工程向けリリース(RTM)の段階に入ったと発表した。11月30日にボリュームユーザー向けにリリースし、一般ユーザー向けは来年初めの予定。
ユーザーインターフェイスを一新し、XMLをベースとした独自仕様「Microsoft Office Open XML File Formats」をファイルフォーマットに採用している。携帯電話のテキストメッセージ(SMS)機能を利用できる「SMS Link for Office Outlook 2007」などをベータ2から強化した。ベータ2は約350万人がダウンロードしたという。
RTMリリースに合わせて、ユーザーがスムーズにアップグレードするための各種のツールを提供する。たとえば、製品情報サイト「Microsoft Office Online」では、ユーザーが作業に必要な機能を選択できるよう、24種類のオンライントレーニング、約5万のヘルプ項目、35件のデモ、400超のテンプレートなどのヘルプリソースを追加した。
また、トライアルプログラムのOnline Test Driveを拡大。ボリュームユーザー向け出荷後の12月1日から、米国とカナダでトライアル版を無償でダウンロード提供する。無償トライアルは、続いて他の海外13市場に拡大する。
IT管理者向けツールでは、「製品史上最大の投資」(同社)を行い、「Open XML Formats Conversion Toolkit」「Business Desktop Deployment 2007 Solution Accelerator」「Office Resource Kit」などの実装・管理ツールを提供する。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
プレスリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/nov06/11-062007OfficeRTMPR.mspx
Office Online
http://office.microsoft.com/
( Infostand )
2006/11/07 09:00
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