米IBMは11月9日(米国時間)、米Intelのクアッドコアプロセッサ「Intel Xeon 5300」を搭載した「System x」サーバー5機種を発表した。仮想化技術と電力消費管理機能を組み込み、同社が過去1年間に投入した製品の3~4倍のパフォーマンスを実現するという。
ラック型サーバーの「IBM x3650」「IBM x3550」「IBM x3400」、タワー型の「x3500」、ブレードサーバーの「IBM BladeCenter HS21」の5機種。いずれもクアッドコアXeonプロセッサを搭載し、メモリとI/O拡張、システム管理機能の強化を行った。データセンターのサーバー統合に最適としている。
仮想化では、同社の管理ソフトウェア「IBM Director 5.2」に仮想化管理技術「IBM Virtualization Manager」を統合して提供する。VMware、Microsoft Virtual Server、Xenなどのサーバー仮想化技術をサポートしており、仮想化ソリューションを容易に導入できるほか、仮想マシンと物理マシンの両方を単一の管理コンソールで管理できるという。また、インテリジェントな電力消費管理機能「IBM PowerExecutive」をx3650など3機種で利用できる。
x3650は、中規模から大規模システム用の2ソケット、2Uサーバー。米Dellの同等製品よりもメモリとI/Oを33%拡張し、性能はデュアルコア搭載時よりも64%改善したという。価格は2419ドルから。
x3550は中規模から大規模システム用の2ソケット・1Uサーバーで2369ドルから。x3400は出先機関などに最適なエントリサーバーで1839ドルから。x3500は2ソケット、タワー型サーバーで2189ドルから。ブレードサーバーのBladeCenter HS21は3049ドルから。12月から順次出荷開始する。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
プレスリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/20597.wss
( Infostand )
2006/11/13 09:06
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