米Microsoftは、EU競争法(独占禁止法)違反の是正措置の一つとして求められていたWindowsワークグループサーバーのインターフェイスに関する技術書類の改訂版を、期限の11月23日(欧州時間)に提出した。同社とEUの執行機関であるEC(欧州委員会)が発表した。ECは今後、この技術書類をレビューし、要求に沿ったものかを判断する。
技術書類の提出は、2004年3月の是正命令の一つ。他社がWindowsワークグループサーバーと互換性のある製品を開発できるよう、プロトコルやインターフェイス情報を90日以内に開示するよう求めていた。Microsoftは7月18日に技術書類を提出したが、ECはこれを不完全として、再提出を要求。11月15日には、同23日を期限にすると警告していた。
Microsoftによると、提出した技術書類は8500ページにわたるもので、約300人のエンジニア、技術ライターを作業にあて、100以上の文書を再度編集したという。ECはこの技術書類をライセンシー各社に公開し、専門の順守監視委員会Monitoring Trusteeが検証する。ECはこれをもとに、技術書類が適切なものかどうかを判断する予定だ。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
欧州連合(EU)
http://www.europa.eu/
米Microsoftのプレスリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/nov06/11-23statement.mspx
欧州連合のプレスリリース(英文)
http://www.europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=MEMO/06/445&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en
( Infostand )
2006/11/27 08:54
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