米IBMは12月1日(米国時間)、同社のPOWERプロセッサ上で動作するLinuxアプリケーションの数が過去2年間で倍増して2500になったと発表した。あわせて最新アプリケーションとして米Sybaseの携帯端末用データアクセスソフト「Unwired Accelerator」を紹介した。
POWERは、ゲーム機からスパコンまでに採用されているIBMのプロセッサアーキテクチャ。同社はPOWERとLinuxでエコシステムの構築を目指す取り組み「Linux on POWER」を推進。現在、「System p」「System i」「BladeCenter JS21」の3種類のPOWER搭載Linuxサーバーを販売している。
2006年に独立系ソフトベンダー(ISV)が開発したアプリケーションは、System i向けのイニシアティブの下で372種類、System p向けで670種類にのぼるという。最新の「Unwired Accelerator」は、業務アプリケーション内にあるデータに携帯端末からリアルタイムでアクセスできるものだ。
IBMは、Linuxサーバーがコスト削減とサーバー統合を可能すると強調。特に、POWERプロセッサを搭載したサーバーは、性能、拡張性、仮想化などの分野で、ミッションクリティカルシステム向けの機能を提供できるとしている。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
プレスリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/20696.wss
( Infostand )
2006/12/04 09:12
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