米salesforce.comは12月12日(米国時間)、同社のオンデマンドアプリケーション共有サービス「AppExchange」で提供する販売・マーケティング支援サービス「AppStore」を発表した。AppExchangeに参加するパートナーを支援するもので、2007年に3段階に分けて拡充していく。
AppExchangeは、業務用オンデマンドアプリケーションを共有するマーケットプレイスで、現在、230社以上のパートナーが430種以上のアプリケーションを提供。57カ国7400社以上の顧客が2万以上のアプリケーションをインストールしたという。
AppStoreは、AppExchangeでアプリケーションを評価・購入・実装するための包括的なサービスで、無料のAppExchangeから収益を生む仕組みにする戦略だ。「AppStore Referral Program」と「AppStore Checkout」で構成する。
AppStore Referral Programは、AppExchangeの検索機能での優先表示やマーケティングプログラムの提供などでマーケティングを支援する。プレミアムとスタンダードの2レベルがあり、パートナーはプレミアムの場合は初年度売上額の25%、スタンダードの場合は10%の手数料をsalesforce.comに支払う。
AppStore Checkoutは、受注・請求・徴収など取引に必要なサービスを提供する。パートナーは取引額20%の手数料をsalesforce.comに支払う。
2007年第1四半期にAppStore Referralのスタンダードを、第3四半期に同プレミアムの提供を開始し、Checkoutは第4四半期にスタートする予定。
■ URL
米salesforce.com
http://www.salesforce.com/
プレスリリース(英文)
http://www.salesforce.com/newsevents/press-release.jsp?year=2006&month=December&id=061212-1
( Infostand )
2006/12/13 09:07
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