オープンソース・アプリケーションベンダーの米Scalixと米SugarCRMは12月18日(米国時間)、提携してScalixのメッセージング/コラボレーションサーバー機能とSugarのCRMアプリケーションをシームレスに統合したと発表した。米Microsoftの電子メールクライアント「Outlook」を使って、バックエンドのScalixのメッセージングソフトとSugarのCRMが利用できる。
ScalixはLinuxベースのメッセージング/コラボレーションサーバーで、「Microsoft Outlook 2000」「Microsoft Outlook 2002(XP)」「Microsoft Outlook 2003」、Mozilla Foundationの「Mozilla Thunderbird」の各メールクライアントをサポートしている。
提携ではSugarのプラグイン機能「Sugar Plug-in for Microsoft Outlook」を利用して、バックエンドでの密な統合を実現した。ユーザーは使い慣れたOutlookで、オープンソースソフトのメリットを享受できるという。
機能統合により、コンタクト、カレンダー、タスクなどの情報を両アプリケーションで共有・同期可能となる。また、コンタクト、アポイントなどの顧客情報をルールベースで同期することもできる。次のリリースでは、ScalixのAJAXベースのWebクライアント「Scalix Web Access(SWA)」もサポートする予定。
■ URL
米Scalix
http://www.scalix.com/
米SugarCRM
http://www.sugarcrm.com/
プレスリリース(英文)
http://www.scalix.com/news/release49.html
( Infostand )
2006/12/20 08:59
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