米Avayaは1月12日(米国時間)、SIP技術ベンダーの英Ubiquity Softwareを株式公開買付(TOB)で買収する計画を発表した。提示額はUbiquity1株に対し0.373ポンド(約82円)で、総額は7430万ポンド(約163億4600万円)。VoIPなど通信ソフトウェアの強化を図る。
Ubiquityは1993年創業の通信インフラ企業で、VoIPの標準であるSIPを利用した「SIP Application Server」などを代表製品に持つ。同社が提供するSIPやIMS(IP Multimedia Subsystem)技術は、FMC(固定とモバイルの融合)など通信の統合サービスのベースとなるもので、通信事業者の注目を集めている。AvayaはUbiquityの買収で、この分野の強化を狙う。
Avayaの買収提案に対し、Ubiquityの取締役会は全会一致で賛成しており、20営業日以内に受け入れる予定。取り引きはAvayaの完全子会社Avaya International Enterprisesが担当し、現金で支払う。
■ URL
米Avaya
http://www.avaya.com/
英Ubiquity Software
http://www.ubiquitysoftware.com/
プレスリリース(英文)
http://www.avaya.com/gcm/master-usa/en-us/corporate/pressroom/pressreleases/2007/pr-070112.htm
( Infostand )
2007/01/15 08:33
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