米IBMは1月15日(米国時間)、自社ブレードサーバー向けの最新インターコネクトおよび管理技術「IBM Virtual Fabric Architecture for BladeCenter」を発表した。業界初という10Gigabit Ethernetスイッチ、ファイバチャネルスイッチなどのコンポーネントで構成し、価格性能比を大幅に改善するという。
Virtual Fabric Architectureは、同社のブレードシャーシ「BladeCenter H」向けのインターコネクト技術。米BLADE Network Technologies社製ネイティブ10Gigabitスイッチ「Nortel 10G Ethernet Switch」と米NetXenの「10G Ethernet Expansion Card」によって、ブレードと10Gigabit Ethernetを直接接続する。
ファブリックスイッチでは米Cisco Systemsの「Cisco Embedded Fibre Channel Fabric Switch」を採用。VSAN(バーチャルSAN)、高度なセキュリティなどを実装できるという。また、米QLogicのInfiniBandスイッチモジュール「QLogic Ethernet and Fibre Channel InfiniBand Bridge Modules」により、ブレードサーバーを外部のGigabit EthernetやファイバチャネルとInfiniBand接続できる。このほか、管理ソフトウェア「BladeCenter Address Manager」などを用意した。
IBMでは、Virtual Fabric Architectureによりブレードサーバーの性能が大きく改善し、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)、IPTVやビデオオンデマンド(VOD)、Web 2.0などのアプリケーションに最適としている。
BladeCenter Address Manager以外は即日提供を開始した。価格は、Nortel 10G Ethernet Switch Module(20ポート)が9,799ドル、NetXen 10G Ethernet Expansion Card(デュアルポート)が899ドルなど。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
プレスリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/20888.wss
( Infostand )
2007/01/16 09:00
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