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2006年の世界サーバー出荷額は2%の微増 Sunが好調で3位に、米Gartner


 米Gartnerが2月22日(米国時間)発表した世界サーバー市場調査結果によると、2006年の総出荷台数は820万台(前年比8.9%増)、出荷額は527億ドル(同2%増)となった。ベンダー別出荷額では、米Sun Microsystemsが上位5社のなかで唯一シェアを拡大したのが目立った。

 ベンダー別出荷額シェアは、米IBMが32.1%(前年32.2%)で首位を維持した。メインフレームのSystem z/zSeriesが10.3%増、x86サーバーのSystem x/xSeriesが7%増と好調だったことなどが要因。

 2位以下は、米Hewlett-Packardが27%(同28.2%)、米Sun Microsystemsが10.8%(9.6%)、米Dellが10.3%(10.5%)、富士通/Fujitsu Siemensが4.8%(5.2%)の順。Sunは、他社が軒並みシェアを落とす中、前年比15.4%増という高成長率をマーク。Dellと逆転して3位に返り咲いた。

 出荷台数ベースでは、HPが27.5%でトップ。以下、Dell(21.7%)、IBM(15.7%)、Sun(4.5%)、富士通/Fujitsu Siemens(3.1%)の順だった。

 種類別では、x86が第4四半期に伸び悩み、これがサーバー市場全体の足を引っ張ったかっこう。x86の成長鈍化の要因としては、クアッドコアプロセッサの登場を前にした買い控えや、仮想化技術の適用拡大があげられるという。一方で、メインフレームは3.9%増と堅調だった。



URL
  米Gartner
  http://www.gartner.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=501405


( Infostand )
2007/02/26 09:09

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