米Red Hatは3月5日(米国時間)、開発ツールベンダーの米Exadelと戦略提携を結んだと発表した。ExadelはRed HatのWebサイト上で自社開発ツールをオープンソースとして公開する。これによって、Red Hatは自社サーバーOSやミドルウェア上で動くアプリケーションの構築を促進する。
Exadelは、JSF(JavaServer Faces)ライブラリ「Exadel RichFaces」、EclipseベースのWebアプリケーション開発環境「Exadel Studio Pro」「Ajax4jsf」などの開発ツールを提供している。提携では、Exadelの全開発ツールをRed Hatのオープンソースコミュニティサイト、Jboss.org上でオープンソースとして公開。また両社は、オープンソース開発プロジェクトやJBossプラットフォームとの統合などでも協業する。
両社によると、Exadelの開発ツールとRed Hatのミドルウェア群「JBoss Enterprise Middleware」と組み合わせることで、SOAやWeb 2.0技術を利用したアプリケーションを容易に開発できるという。
同日、RichFacesとAjax4jsfをそれぞれ、「JBoss RichFaces」「JBoss Ajax4jsf」として、LGPL(GNU Lesser General Public License)の下で公開した。Exadel Studio Proは、「Red Hat Developer Studio」としてGPLの下で今夏までに公開の予定。
■ URL
米Red Hat
http://www.redhat.com/
米Exadel
http://www.exadel.com/
JBoss.org
http://www.jboss.org/
プレスリリース(英文)
http://www.exadel.com/web/portal/press_20070305
( Infostand )
2007/03/06 08:35
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