米IBMは3月15日、グループウェアの最新版「IBM Lotus Notes/Domino 8」のパブリックベータをリリースした。「OpenDocument Format(ODF)」のサポートや、電子メールの分類機能などが特徴。同社のWebサイトからダウンロードできる。正式版のリリースは今年半ばの予定。
作業を効率化できるようインターフェイスを再設計。電子メールでは、スレッド分類機能を新たに搭載して、重要な電子メールをすばやくチェックできるという。検索では、電子メール、Webファイルなどをサポートした。他のLotusアプリケーションとネイティブで連携できる。
オフィスアプリケーションでは、「IBM Productivity Tools」を同梱して、ODFをサポートしたワープロ/表計算/プレゼンテーションソフトの利用が可能。Microsoft Officeで作成したファイルのインポート機能もある。
開発サイドでは、Webサービスのサポートを拡大して、ほかのシステムにWebサービスのリクエストを開始でき、既存の投資を保護できる。たとえば、アプリケーションから通貨換算レートのWebサービスを要求し、支出レポートなどと結びつけて利用する、といったことが可能になるという。また、Eclipseベースのフレームワークをサポートして、Web 2.0アプリケーションを容易に構築できるという。
プラットフォームは、クライアント側がWindows XPとSUSE Linux Enterprise Desktop 10 XGL。サーバー側は、Windows Server 2003、Windows Server 2003 x64、Linux、AIX、Sun Solaris、IBM i5/OSをサポートした。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
プレスリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/21250.wss
ダウンロード
http://www.ibm.com/lotus/getnd8now
( Infostand )
2007/03/19 09:04
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