米BEA Systemsは4月2日(米国時間)、主力製品のJavaアプリケーションサーバーの最新版「BEA WebLogic Server 10」をリリースした。最新の仕様である「Java Platform, Enterprise Edition 5(Java EE 5)」をサポートした初のメジャー商用アプリケーションサーバーとしている。これによって昨年発表した新戦略「SOA 360°」を強化する。
WebLogic Server 10は、米Sun Microsystemsが昨年5月にリリースしたJava EE 5と、「Enterprise JavaBeans 3.0(EJB 3.0)」をサポートしたJavaアプリケーションサーバー。EJB 3.0のコードアノテーション機能を利用することで、POJO(Plain Old Java Object)を利用した開発が利用できる。また、オープンソースのJava開発フレームワーク「Spring」をサポートして、Javaアプリケーションの開発を容易にするという。
各種プラットフォームとの互換性、Webサービス、セキュリティも強化。開発ツールとして、Eclipseベースの「BEA Workshop for WebLogic Platform 10」を統合、開発者に開発・プロジェクト管理ツールを提供する。このほか、クラスタリング、サービスマイグレーションなど、パフォーマンス関連機能を強化、アプリケーションの可用性を改善するという。
WebLogic Server 10は、HP-UX、Sun Solaris、Red Hat Enterprise Linux、Windowsをサポートする。
■ URL
米BEA Systems
http://www.bea.com/
プレスリリース(英文)
http://www.bea.com/framework.jsp?CNT=pr01796.htm&FP=/content/news_events/press_releases/2007
( Infostand )
2007/04/03 09:31
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