米IBMは4月18日(米国時間)、ポータルサーバーの簡素版「IBM WebSphere Portal Server」を発表した。Web 2.0機能を充実させ、特定機能を容易に実装できるパッケージで目的に合わせたシステムを効率よく構築できる。
特定の事業ニーズ向けソリューションをパッケージにした各種の「Accelerator」を利用することで、単一のポータルプラットフォーム上で迅速にソリューションを実装できる。これによって実装サイクルを短縮して、投資を迅速に回収できるという。
たとえば、「IBM Dashboard Accelerator」はダッシュボードやスコアカードを収集するツール/フレームワークで、リアルタイムでのパフォーマンス情報を得られる。また、「Dashboard Key Performance Indicator(KPI)」を利用して、ポートレットをダウンロードしてダッシュボードアプリケーションに容易に統合できるという。ほかに「IBM Collaboration Accelerator」「IBM Self-Service Accelerator」など計5種類のAcceleratorを発表している。
Web 2.0機能としては、Ajax、REST(Representational State Transfer)などをサポート、インタラクティブなポータルを構築できるという。
あわせて、「IBM Portlet for Google Gadget」も発表した。Googleの小型アプリケーション群「Google Gadgets」にWebSphere Portalからアクセス可能となり、消費者向けのWebツールをポータルに統合できるという。
WebSphere Portal Serverの価格は51,500ドル(1プロセッサ)、Dashboard Acceleratorは67,000ドル(1プロセッサ)で、今月中に提供を開始する。そのほかのAcceleratorは、今年半ばに提供の予定。IBM Portlet for Google Gadgetsは今月中に提供予定で、WebSphere Portal Serverの顧客は無償で利用できる。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
プレスリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/21388.wss
( Infostand )
2007/04/19 09:10
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