米Microsoftは5月9日(米国時間)、データベースソフトウェアSQL Serverの次期版「Katmai」(開発コード名)の詳細を明らかにした。大容量データへのアクセス・管理などの機能を強化し、2008年中の投入を目指す。
次期SQL Serverは、現行の「SQL Server 2005」をベースとして、ビジネス機能を統合した包括的なビジネスインテリジェンス(BI)ソリューション。あらゆる規模や予算に対応するデータ管理と分析プラットフォームを目指して開発を進めているという。
ミッションクリティカルなアプリケーションでも利用できるよう、プラットフォームにセキュリティ機能を統合する。リレーショナルデータ、ドキュメント、地理情報、XMLなどさまざまな種類のデータに対応して、ポリシーベースの管理が可能。データインフラ管理のコストと時間を削減できるという。
「Office Excel 2007」「Office SharePoint Server」をはじめとするOffice systemとの統合を強化。関連する情報をデータウェアハウスに統合し、SharePoint Server内の分析やレポート機能を連携させることで意思決定を迅速にできるという。
また、開発者向けには、「Microsoft Visual Studio」「.NET Framework」を統合して、高いデータ抽出レベルを持つアプリケーションを開発できるという。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
プレスリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2007/may07/05-09KatmaiPR.mspx
( Infostand )
2007/05/10 08:55
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