マーケティング大手の英WPP Groupは5月17日(米国時間)、オンラインマーケティングの米24/7 Real Mediaを現金6億4900万ドルで買収することで合意したと発表した。24/7 Real Mediaを巡っては米Microsoftも買収を検討していると報じられていたが、WPPが手に入れることになった。
24/7 Real Mediaは、オンラインに特化したマーケティング企業。WPPは広告・マーケティングサービスを提供する企業で、売り上げベースで世界第2位。WPPは24/7 Real Mediaの買収で、オンライン広告に関する技術やノウハウを自社サービスに加えられるとしている。
このところ、米Googleの米DoubleClick買収など、インターネット会社のオンライン広告会社買収が活発化しており、24/7 Real Mediaについては、Microsoftも買収を検討中と報じられていた。WPPは24/7 Real Mediaに1株あたり11.75ドルという買収額を提示し、これが受け入れられた。すでに24/7 Real Mediaの取締役会の承認を得ており、規制当局などの承認をへて、今年第3四半期に完了の見込みという。