米Gartnerはこのほど、2007年第1四半期(1-3月期)の世界サーバー市場規模は、前年同期比4.5%増の129億ドルだったと発表した。出荷台数は同6%増の210万台。ベンダー別では、売上高ベースでは米IBMが、出荷台数ベースでは米Hewlett-Packard(HP)がそれぞれ首位を守った。
2006年第4四半期に成長が鈍化したx86サーバーは回復。その一方、RISC-ItaniumベースのUNIXサーバーは売上高ベースで同1.5%減、出荷台数ベースでは同15.5%減と落ち込み、縮小傾向にある。
ベンダー別シェアは、売上高ベースではIBM(29.8%)、HP(28.2%)、米Dell(11.2%)、米Sun Microsystems(10.3%)、富士通/Fujitsu Siemens(5.4%)の順。IBMは「System i」を除く全サーバーラインが好調で、とくにブレードサーバーの売上高が同15.5%増と好調。成長率が最も高かったのはDellで同10.3%増。トップ5社では唯一、富士通/Fujitsu Siemensがシェアを落とした。
また、出荷台数別の順位は、HP(30.0%)、Dell(21.1%)、IBM(14.0%)、富士通/Fujitsu Siemens(3.8%)、Sun(3.7%)の順だった。HPは出荷台数を同17.8%増と大きく伸ばして、シェアが3ポイント増の30%となった。HPのシェアが30%台に達したのは2002年以来。
■ URL
米Gartner
http://www.gartner.com/
プレスリリース(英文)
http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=506336
( Infostand )
2007/05/29 08:50
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