米Quantumは6月25日(米国時間)、大規模システム向けのディスクベース・バックアップシステム「DXi7500」を発表した。ポリシーベースのデータ・デデュプリケーション(データ重複除外)機能が特徴で、分散システム環境でデータのバックアップ、レプリケーション、障害復旧対策などを包括的に行えるという。今秋、出荷開始の予定。
DXi7500は、同社のディスクベースバックアップシステムの最上位機種で、データ容量は最大240TB(テラバイト)、スループットは1時間あたり最大8TB。高可用性アーキテクチャを備え、企業データセンターに対応するバックアップソリューションを提供する。
重複しているデータを削除することで、10倍から50倍のバックアップデータをディスクに保存できるという。バックアップして保存することでディスク使用量を抑える方法と、事後処理することで時間を節約する方法があり、DXi7500では両方を提供。ユーザーはアプリケーションに応じて選択できる。
また、WANを利用することで、リムーバブルメディアの利用頻度を減らし、データをより効率よく管理できるとしている。
コスト、機能などの要件に応じてさまざまな設定が可能で、容易にカスタマイズできる。Fibre ChannelとiSCSIに対応し、NAS(CIFS/NFS)や仮想テープライブラリ(VTL)としても機能できる。他のバックアップアプリケーションとの互換性も備えるという。
■ URL
米Quantum
http://www.quantum.com/
プレスリリース(英文)
http://www.quantum.com/AboutUs/PressReleases/index.aspx?FullStory=0
( Infostand )
2007/06/29 09:00
|