米EMC傘下のVMwareは7月9日(米国時間)、ソフトウェア開発・テスト環境の仮想ラボの最新版「VMware Lab Manager 2.5」を発売した。iSCSIに対応したほか、ゲストOSとして64ビットOSもサポートした。価格は15,000ドルから。
ソフトウェア開発とテスト環境を自動プロビジョニングするツールで、サーバー、ネットワークなどのリソースをプールして、必要に応じて配分する。開発者はセルフサービス式のポータル経由でアクセスして、共有ライブラリを利用できるため、複雑な構築環境下でのソフトウェア開発を効率化できるという。
最新版では柔軟性を強化し、ライブラリ保存のためのストレージ、ゲストOSのサポートを追加した。ストレージでは、Fibre Channel SANに加えて、iSCSIとNetwork File System(NFS)のサポートを追加した。ゲストOSで64ビットOSに対応し、x86版 Solaris 10上で動く仮想マシンをサポートするほか、Windows Vistaも実験的にサポートした。
自動化機能では、使われていない仮想マシンを自動で削除するクリーンアップ機能を追加。これらの強化によって、リソースをさらに効率よく利用して、開発の効率と速度を改善できるという。また同社は、ROIを計算できる「VMware Lab Manager ROI」も無償で提供する。
最新版は、米Borlandのテスト管理ツール「Borland SilkCentral Test Manager 2007」とUIレベルで連携できるほか、米Hewlett-Packardの「HP Quality Center」との統合も可能という。
■ URL
米VMware
http://www.vmware.com/
プレスリリース(英文)
http://www.vmware.com/company/news/releases/labmanager25.html
( Infostand )
2007/07/10 08:50
|