米Microsoftは7月10日(米国時間)、CRMアプリケーションのホスティングサービス「Microsoft Dynamics CRM Live」の詳細を発表した。今四半期中に北米のユーザー向けに、アーリーアクセスプログラムを開始する。予定価格は1ユーザーあたり月額44ドルから。同時に公共部門と製造業向けの業種別テンプレートも発表した。
Dynamics CRM Liveは、Microsoftのデータセンター内でアプリケーションを運行し、インターネット経由でユーザーが利用する。同社のCRMソフトウェア「Dynamics CRM」の次期版「Titan」(開発コード名)をベースとしており、ワークフロー技術「Windows Workflow Foundation」などのアプリケーション設定機能によって、顧客やパートナー企業はカスタマイズできる。
Dynamics CRM Liveは「Microsoft Outlook」とWebブラウザ経由で利用する「Professional」と、Professionalにオフラインデータ同期機能が加わった「Enterprise」の2種類で展開する。価格は、Professionalが1ユーザーあたり月額44ドルで、Enterpriseが同59ドル。なお、2008年中はプロモーション期間として、Professionalを同39ドルで提供する。
アーリーアクセスプログラムは年内いっぱい展開。同じTitanをベースとするソフトウェア版のパートナー向けバージョンは第4四半期のリリースを予定している。25言語に対応するが、当初は北米地区のみでの提供となる。
CRMなどの業務アプリケーションのホスティングサービスは、米salesforce.com、独SAP、米Oracleなども提供している。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
プレスリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2007/jul07/07-10CRMWPCPR.mspx
( Infostand )
2007/07/11 09:15
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