米大手モバイルキャリアのSprint Nextelは7月26日(米国時間)、来年からの商用サービスを予定している無線通信技術「WiMAX」(IEEE 802.16a)サービスで、米Googleと提携したと発表した。契約者は、WiMAXに接続した携帯電話やノートPCでGoogleアプリケーションを利用できるようになる。
両社は、SprintのWiMAXサービス契約者にモバイル用ポータルを通じて「Google Apps」を提供する。Google Appsは、Gmail、Google CalendarなどのアプリケーションをセットにしたGoogleのインターネットアプリケーションサービス。
Sprintは、帯域、GPSやプレゼンスなどの機能と組み合わせることで、ブラウジング、インタラクティブなコミュニケーション、地域サービスなどをモバイルで利用できるとしている。
また、WiMAXエコシステム確立のため、パートナーや開発者にAPIを公開。携帯端末上で利用できるサービスの拡充を図る。
WiMAXは“4G”とも呼ばれる高速無線通信技術。Sprintは年内にシカゴなど3都市でWiMAXの実験サービスを開始し、来年4月に商用サービスをスタートする予定。2008年までに人口1億人をカバーする計画だ。
■ URL
米Sprint Nextel
http://www.sprint.com/
米Google
http://www.google.com/
プレスリリース(英文)
http://www2.sprint.com/mr/news_dtl.do?id=17560
( Infostand )
2007/07/27 08:52
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