セキュリティ技術の米Core Security Technologiesは7月30日(米国時間)、セキュリティ評価テストツールの最新版「CORE IMPACT v7」を発表した。ソーシャルエンジニアリングを利用した脅威に対応するため、エンドユーザーのアプリケーションの安全性を自動評価する機能を搭載した。
CORE IMPACTは、企業向けセキュリティ評価ツール。ネットワーク管理者やセキュリティ担当者は同製品を利用して、自社サーバー、エンドユーザーのシステムの安全性を包括的に評価できる。
最新版では、エンドユーザーのアプリケーションの安全性を自動的に評価するメソドロジー「Client-Side Rapid Penetration Test(RPT)」を新たに追加した。オフィスアプリケーションのほか、Webブラウザ、IM、メディアプレイヤーといったデスクトップアプリケーションの安全性を自動で評価できる。これによってソーシャルエンジニアリング攻撃にも対応できるという。
セキュリティテスト用のエージェントも強化した。エージェントはデフォルトでメモリで動作し、オンデマンドでの実装が可能。テストの一貫性を補強して、プロセスを簡素化できるという。また、管理者用ダッシュボードも一新し、リアルタイムに状況を把握できるようにした。
このほか、クレジットカード業界団体標準のPayment Card Industry(PCI)認定のベンダーによる脆弱性スキャン結果を収集できるレポート機能を搭載した。
■ URL
米Core Security Technologies
http://www.coresecurity.com/
プレスリリース(英文)
http://www.coresecurity.com/?module=ContentMod&action=item&id=1865
( Infostand )
2007/07/31 08:53
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