統合技術ベンダーの米Tibco Softwareは7月30日(米国時間)、マッシュアップ開発を容易にするオープンソースのツール「Tibco PageBus」を発表した。同社のWebサイトからダウンロードできる。あわせて同技術のコア部分をOpenAjax Alliance(OAA)に寄贈することも発表した。
PageBusは、Tibcoがオープンソースプロジェクトとして開発を進めてきたAjax(Asynchronous JavaScript and XML)メッセージバスソフトウェアで、HTMLページ内のコンポーネントのやりとりを容易にする。Tibcoによると、Ajaxを利用したコンポジットアプリケーションも、これまでのアプリケーションと同様に統合の問題を抱えており、PageBusはこれを解決するという。
パブリッシュ/サブスクライブ型のプログラミング形式をとり、Ajaxコンポーネント間の通信を簡素化できる。これによって、再利用可能な部品によるマッシュアップ開発が容易になるという。
TibcoではPageBusをオープンソースで提供するほか、自社製品「TIBCO Ajax Message Service」にも組み込む。また、PageBusのコア技術を、OAAが進めているオープンソースAjax相互運用性プロジェクト「OpenAjax Alliance Hub」に寄贈する。OAAは、Ajaxプログラミングの標準策定による相互運用性の確立を目指す業界団体。
■ URL
米Tibco Software
http://www.tibco.com/
Tibco PageBusダウンロード
http://developer.tibco.com/pagebus
プレスリリース(英文)
http://www.tibco.com/company/news/releases/2007/press839.jsp
( Infostand )
2007/08/01 08:50
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