米Hewlett-Packard(HP)は8月6日(米国時間)、自社のLinuxシステム向けデータセット視覚化技術「Parallel Compositing Library」のオープンソース化など、Linux関連の3つの発表を米サンフランシスコ州で開催中の「LinuxWorld Conference&Expo 2007」で行った。
オープンソース戦略を強化するもので、1)Parallel Compositing Libraryのオープンソース化 2)オープンソース仮想化プログラム「HP Partner Virtualization Program」の拡大 3)従量課金サービス「Pay Per Use(PPU)」でのLinuxの提供開始―がある。
Parallel Compositing Libraryは、Linuxベースの高性能コンピューティング(HPC)ソリューションの一環として同社が開発した視覚化ソフト。APIとライブラリで構成され、複雑なデータセットの視覚化で、未使用の処理能力を活用して、コスト効率を改善できるという。
Partner Virtualization Programは、仮想化技術のサポートを支援するパートナープログラム。技術サポートを拡大して、オープンソースの仮想化技術「Xen」とゲストOSのDebianに対応した。パートナー各社はHPのサーバー製品ポートフォリオにアクセスして、安全な仮想化環境でアプリケーション開発ができるという。
PPUは、利用量に応じて課金するHPの従量課金サービス。「HP Integrity」サーバーラインで提供しており、今回サポートOSにLinuxを追加した。
■ URL
米Hewlett-Packard
http://www.hp.com/
プレスリリース(英文)
http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/2007/070806a.html?mtxs=rss-corp-news
( Infostand )
2007/08/07 08:59
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