米Sun Microsystemsは8月21日(米国時間)、自社製低消費電力サーバーなどで構成する次世代データセンターの運行を開始したと発表した。省エネが特徴で、「Sun Fire T1000」などのサーバーを利用することによって年間約4100トンの二酸化炭素排出を削減するという。
米カリフォルニア州サンタクララ、英ブラックウォーター、インド・バンガロールの3カ所に新設したデータセンター。いずれも消費電力の削減、二酸化炭素排出の削減など「グリーン化」を目指して特別に設計されており、今年1月から6月の間に順次運行を開始した。Sun Fire T1000/T1200など低消費電力を特徴とするサーバーやx64サーバー、ストレージを採用。OSにはSolarisを利用している。
段階的に運行を開始しているサンタクララのデータセンターでは、フェイズ1でハードウェアを統合。年間計110万ドルの電力コストを削減できる見通しという。フェイズ2では、さらに30%の電力コスト削減を目指す。
3カ所のデータセンター開設によって、Sunのデータセンターの総床面積は、267,000平方フィート(約24,800平方メートル)から133,000平方フィート(約12,300平方メートル)に縮小した。
Sunは、環境イニシアティブ「Eco Responsibility Initiative」の下で低消費電力サーバーの開発や古い機器の回収などを行っている。Sun全体では、2008会計年度(2007年7月~2008年6月)にデータセンターの電力消費量20%削減を目標としているという。
■ URL
米Sun Microsystems
http://www.sun.com/
プレスリリース(英文)
http://www.sun.com/aboutsun/pr/2007-08/sunflash.20070821.1.xml
( Infostand )
2007/08/22 08:44
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