米Microsoftは9月4日(米国時間)、Web上でリッチコンテンツを表示するWebブラウザプラグイン「Silverlight 1.0」をリリースした。同時にSilverlightの採用を促進するパートナープログラム「Silverlight Partner Initiative」を発足させ、Linux対応版を開発する計画も明らかにした。
Sliverlightは、Webブラウザを問わないクロスブラウザ技術で、Windows Media技術がベース。高品質が特徴で、「VC-1」「Windows Media Video」「MP3」「Windows Media Audio」の各フォーマットにビルトインで対応し、デジタル著作権管理(DRM)をサポートする。
開発者やデザイナーは、「Visual Basic」や「Expression Studio」などMicrosoftの開発ツールを利用でき、開発・配信コストを抑えられるという。
Silverlight Partner Initiativeは、Silverlightの利用を促進するパートナープログラム。コンテンツ配信プロバイダ、デザイン、ISV、システムインテグレーターの4カテゴリから約35社が参加し、Silverlightを利用したコンテンツの開発や配信を促進する。
Linuxのサポートは、米Novellとの提携によって進める。Novellが中心となっている「Mono Project」をベースに、「Moonlight」としてLinux版Silverlightを提供する。Moonlightは全Linuxディストリビューションをサポートして、Firefox、Konqueror、OperaなどのWebブラウザに対応する予定という。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
プレスリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2007/sep07/09-04SilverlightPR.mspx
( Infostand )
2007/09/06 08:49
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