システム統合ソフト開発大手の独Software AGは9月12日(ドイツ時間)、ビジネス統合スイート「webMethods Product Suite 7.1」をリリースした。今年4月に買収を発表した米webMethodsの主力製品のアップデートで、ESB(エンタープライズサービスバス)などの新機能を加えた。
webMethodsは、SOAガバナンス、ビジネス統合、BPM(ビジネスプロセスマネジメント)などの機能をパッケージにしたスイートで、モジュール型なのが特徴。ユーザーはIT資産を再利用してコストを削減できるという。
最新版では、新機能としてwebMethods ESBを加え、webMethods BPMS、webMethods B2Bなどを強化した。webMethods ESBは、SOA環境下でのWebサービスの相互運用性と連携を実現するもので、SOAP 1.2、MTOM/XOP、JMS、WS Security、WS-Iなどの標準をサポート。インターフェイス技術を問わず、システム内に分散するIT資産の包括的な統合、相互運用を可能にするという。
webMethods BPMSは、ビジネスプロセスの設計、実行、モニタリング、管理のためのプラットフォーム。最新版では、履歴データをベースとしたシュミレーション機能を追加。ビジネスプロセスを実装する前に性能を評価し、実際の環境に合わせて変更できるという。webMethods B2Bでは、ビジネスアクティビティをモニタリングするwebMethods Optimize for B2B、カスタマ向けのセルフサービス機能などが加わった。
Softwere AGでは、バージョン6.5以前の顧客には、容易にアップグレードできるマイグレーションパスを提供する。また、webMethodsの「webMethods Infravio X-Registry」のアップデート版となる同CentraSite Governance Editionは、来月リリースする予定。
■ URL
独Software AG
http://www.softwareag.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.softwareag.com/Corporate/Company/PressRoom/pressreleases/20070912_webMethods_71_page.asp
( Infostand )
2007/09/13 09:31
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