米IBMは9月26日(米国時間)、ビジネスプロセスを改善する特定業界向けサービスパッケージを発表した。企業は自社のビジネスプロセスを客観的に把握して、競争力を強化できるという。
変化への対応力を評価する指標「IBM Globally Integrated Enterprise Assessment」、ビジネスプロセス管理ソフトウェア、業界特化コンテンツの3つで構成される。対象は、金融、通信、ヘルスケア、保険の4業界。
Globally Integrated Enterprise Assessmentは、KPI(Key Performance Indicator)とKAI(Key Agility Indicator)を組み合わせた評価ツール。IBMの顧客や米国生産性品質センター(APQC)の業界標準パフォーマンス指標をベースとした業界の標準的指標によって企業の現状を包括的に評価し、新しい市場に向けた戦略立案を支援する。事業目標に合わせて技術を再利用するというSOAのアプローチと連携させて、効率化、生産性の向上、コスト削減などの目標達成を支える。
ビジネスプロセス管理では、「WebSphere Business Monitor」の最新版を利用してビジネスプロセスをモニタリングし、状況の変化に対応できるようにした。また、ビジネス担当者はダッシュボードから、ビジネスプロセスと事業目標を比較できる。業界別コンテンツでは、業界に共通したビジネスプロセスをパッケージとして提供。SOA環境でビジネスプロセスを自動化できるという。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
プレスリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/22378.wss
( Infostand )
2007/09/27 08:50
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