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スパム最多中継国は米国、eカードを装ったスパムが急増


 英Sophosは10月24日(現地時間)、2007年第3四半期のスパム中継国ワースト12を発表した。世界のスパムメールの約3通に1通が米国で中継されており、同国が引き続き他を大きく引き離して、中継国トップとなっているという。Sophosは、対策を強化するよう求めている。

 今年7~9月の期間、同社のラボで受信したスパムメールの中継国を集計した調査。それによると、スパムの28.4%が米国を中継していることがわかった。2位以下は、韓国(5.2%)、中国(4.9%)、ロシア(4.4%)、ブラジル(3.7%)の順。

 1位と2位との差は拡大しており、スパムの多くは乗っ取られたPCを経由しているという。Sophosは「米国政府は、乗っ取られたPCを識別するための監視を強化するようISPに求め、同時にユーザーの啓発にも投資する必要がある」としている。

 また同期間のトレンドとして、eカードなどの手段を使って、悪意あるWebサイトへのリンクを組み込んだスパムが増加したことと、PDFスパムの減少を挙げている。前者では、8月中旬、eカードを装ったスパムが48時間で推定900万通も送られた例を挙げている。



URL
  英Sophos
  http://www.sophos.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.sophos.com/pressoffice/news/articles/2007/10/dirtydozoct07.html


( Infostand )
2007/10/29 09:04

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