米Appleは、サーバーOSについて1台のハード上で複数の仮想マシンで稼働させることを容認する模様だ。5日までに公開した「Mac OS X Server Leopard」の使用許諾契約書(EULA)に関連項目が記載されており、Appleウォッチャーの関心を集めている。
これまで同社は単一サーバーで複数の仮想マシンを稼動することを禁じており、正式に複数の仮想Mac OS X Serverが利用できるようになると、大きな方針転換となる。
最新のEULAには、マシン1台につきMac OS X Serverのコピー1部をインストールして使用できるほか、「その1部以外にもMac OS X Serverソフトウェアを同じアップル商標が付されたコンピュータにインストールし、使用することができます」と記されている。
だが、「インストールされるMac OS X Serverに対してそれぞれ個別に有効なライセンスを取得しなければなりません」との制限も設けている。またこれはサーバーソフトウェアのみを対象としており、クライアントソフトウェアには適用されない。
Appleの方針変更はエンタープライズ分野で進む仮想化のトレンドに対応するもので、今後Mac OSベースでの仮想化が進展すると期待されている。
■ URL
米Apple
http://www.apple.com/
「Mac OS X Server Leopard」の使用許諾契約書(EULA)
http://images.apple.com/legal/sla/docs/macosxserver105.pdf
( Infostand )
2007/11/05 09:05
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