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SMBでエネルギーコスト急増 6割が「環境への影響懸念」-米IBM調査


 米IBMが世界の中小規模企業(SMB)を対象に行ったエネルギーについてのアンケート調査によると、SMBの支出のなかで、エネルギーコストが急増しており、過去2年間で最も増えていたという。同社が11月7日(米国時間)に発表した。

 調査は、米国を含む世界8カ国の業員50人から500人のSMB約1400社を対象として今年10月に実施した。それによると、過去2年間で、最も増加した支出項目は、電力などのエネルギーコストで、2位以下は、給与、オフィス機器、賃貸料金の順だった。また、回答企業の58%が「環境への影響を懸念している」とし、うち75%(全体の44%)は、社内に環境ポリシーを持っていた。

 またIT関連のエネルギーコストを削減するため、なんらかの対策をとっている企業は55%にのぼり、「高エネルギー効率のIT機器の購入」(33%)、「サーバー統合」(22%)、「サーバー使用率・性能の評価」(22%)などが挙がった。

 調査では、米国と米国以外で、環境意識のレベルが異なることも明らかになった。「エネルギー利用を削減するという自社の決断が環境に与える影響を考えている」と回答したのは、米国以外の企業で52%と半数に達したのに対し、米国企業は38%にとどまった。また、「ITを購入する際、エネルギー効率は重要な基準」とした企業は、米国以外の48%に対し、米国は26%だった。



URL
  米IBM
  http://www.ibm.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/22553.wss


( Infostand )
2007/11/08 08:59

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