米Red Hatは11月7日(米国時間)、米Amazon.comのホスティングサービスで、Linuxサーバー機能を提供する「Red Hat Enterprise Linux on Amazon Elastic Compute Cloud」をプライベートベータ版として開始したと発表した。年内にパブリックベータに移行する予定。
Amazonの仮想サーバー・ホスティングサービス「Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)」から、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)をオンデマンドで提供する。ユーザーは自前のハードを持つことなく、必要なだけのリソースを利用できる。料金は、基本料金が1ユーザーあたり月額19ドルで、時間やストレージ容量に合わせて加算される。
Red Hatの管理自動化プラットフォーム「Red Hat Network」で管理を行い、3400種類以上の認定アプリケーションが利用可能。Red Hatにとっては初のオンデマンドサービスで、EC2の商用OS向けサポート提供も初めてという。
また、Red Hatは同日、最新のサーバーOS「Red Hat Enterprise Linux 5.1」をリリースした。仮想化技術を統合して、性能を強化。ゲストOSでのWindowsのサポートを拡大している。