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米Sprint Nextel、WiMAXパートナーの米Clearwireとの合意を撤回


 米国の携帯電話事業者、Sprint Nextelは11月9日(米国時間)、WiMAXサービスの導入・提供でネットワーク企業の米Clearwireと結んでいた予備的合意書(LOI)を撤回すると発表した。合意書内容の最終調整がうまくいかなかったためという。WiMAXサービス自体は、当初の予定通り「年内にソフトローンチする」としている。

 両社は今年7月、Sprintが次世代サービスとして提供を計画しているWiMAXサービスの提供・運行に関して予備的合意に達し、ローミング、干渉する周波数帯の調整、周波数帯の交換、技術開発などで協業する計画を発表していた。Sprintは、WiMAXのビジネスプランと見通しを見直し、来年はじめに再度発表するとしている。

 提携撤回について、Sprintは「複雑さを解決できず、金額面で最終的な合意に至ることができなかった」と説明している。同社によると、Clearwireとは引き続き、自社WiMAXサービスの実現に向けたローミング、干渉周波数帯の調整などで協力の可能性を探るという。

 WiMAXサービスは、年内にシカゴ、ボルチモア/ワシントンD.C.でソフトローンチし、「Xohm」ブランドで2008年に商用サービスを開始する計画。



URL
  米Sprin Nextel
  http://www.sprint.com/
  プレスリリース(英文)
  http://newsreleases.sprint.com/phoenix.zhtml?c=127149&p=irol-newsArticle_newsroom&ID=1075432


( Infostand )
2007/11/12 09:07

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