米Gartnerは11月26日(米国時間)、2007年第3四半期(7-9月)の世界サーバー市場(推計値)は、出荷額が前年同期比2.6%増の約133億5784万ドル、出荷台数が同8.7%増の約222万台だったと発表した。ベンダー別出荷額シェアでは、米IBMが約3割を占めて首位を維持したが、シェアは縮小した。
キャパシティへの要求増と新興市場が拡大をけん引。サーバー仮想化技術などの増加阻害要因はあるものの、成長要因が上回った。とくにx86サーバーが好調という。また、ブレードサーバーの出荷台数は13.8%増で成長。全体の約10%を占めるまでになっている。
ベンダー別出荷額シェアでは、IBMが30.1%で首位を守ったが、前年同期の33.7%から縮小。上位5社のなかでは唯一8.1%減のマイナス成長を記録した。2位以下は、米Hewlett-Packard(シェア28.1%)、米Dell(同11.8%)、米Sun Microsystems(同11%)、富士通/Fujitsu Siemens Computers(同4.9%)の順。
ベンダー別出荷台数は、HPが前年同期比20.2%増の約65万台で29.3%のシェアを確保してトップ。以下、Dell(シェア21.8%)、IBM(同14.4%)、Sun(同3.6%)、富士通/Fujitsu Siemens Computers(同3.4%)と続いた。
■ URL
米Gartner
http://www.gartner.com/
プレスリリース(英文)
http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=550315
( Infostand )
2007/11/28 08:49
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