米Microsoftは12月6日(米国時間)、データフレームワーク「ADO.NET Entity Framework」のベータ3をリリースした。異機種混合環境でWebアプリケーションを容易に構築できるフレームワークで、開発者は生産性を改善できるという。米IBMなどのサードパーティがサポートを表明している。
データ処理アプリケーション構築のためのフレームワークで、データベースなどのデータソースに依存することなくWebアプリケーションやサービスを開発できる。Microsoftは、ADO.NET Entity Frameworkを「SQL Server」とともに、Webアプリケーションプラットフォーム戦略の柱としている。
Microsoftのクエリー技術「Language Integrated Query(LINQ)」を拡張し、バックエンドのデータベースにLINQを利用できるという。IBMのほか、スウェーデンのMySQL、米Sybase、米Core Labなどのベンダーがサポートを表明している。MicrosoftのWebサイトでダウンロードできる。
また同社は、ASP.NET向け拡張機能「ASP.NET 3.5 Extensions」のプレビューを近く公開することも明らかにした。同拡張機能は、ADO.NET Entity Frameworkを利用して、リッチなWebアプリケーションの開発を支援する。「Microsoft Silverlight」の振る舞いを統合するコントロール機能などが加わっている。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
「The ADO.NET Entity Framework」ベータ3
http://msdn.microsoft.com/data
プレスリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2007/dec07/12-06EntityBeta3PR.mspx
( Infostand )
2007/12/10 09:05
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