米Microsoftは12月10日(米国時間)、携帯電話などモバイル端末向けの広告配信サービスとプレミアムコンテンツを発表、米国で提供を開始した。同社のモバイル向けポータル「MSN Mobile」を強化するもので、米Googleや米Yahoo!に対抗する。
サービスは、Microsoftが今年買収したフランスのScreenTonicの技術をベースとしたもので、バナーとテキストなどのディスプレイ広告が中心となる。Microsoftが日本、フランス、英国などの国で提供しているのと同じ広告形態を米国に拡大する。
モバイル向け広告の業界団体Mobile Marketing Association(MMA)のガイドラインに沿っており、広告主は広告体験をカスタマイズして、一貫性のある広告をモバイル端末に配信できるという。すでに米Paramount Pictures、米Jaguar Cars North Americaなどが採用を決定しており、Paramountは新作映画のキャンペーンに利用する。
プレミアムコンテンツとしては、MovieTicket.comとの提携してのMSN Mobileでの映画券販売、着メロ/壁紙/ゲームなどのコンテンツ、星占いを提供する。
携帯電話向けの広告はYahoo!やGoogleなどが強化している分野で、MicrosoftはポータルのMSN Mobileを戦略の柱とする。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
プレスリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2007/dec07/12-10MSNMobileAdsPR.mspx
( Infostand )
2007/12/11 08:55
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